職場内で、うまく仕事をすり抜けながら楽している人はいませんか?逆に生真面目に頑張っているにもかかわらず、なかなか成果の上がらない人はいませんか?
私は後者です。
成果を上げるためには、効率を上げるか、仕事量を増やさなければなりません。
私は後者です。。。が、成果がなかなか出ません。
私の仕事は多くの企業さまを相手にします。楽して仕事をしようとする人は、相手を選別し、自分の成績につながるお客様に注力して、それ以外は切り捨てます。生真面目に頑張る人はすべてのお客様に等しく対応しようと考えます。
自己啓発本なんかではおそらく仕事を取捨選択するの人間になれと書いていると思います。間違いありません。仕事のできる人はそういう人であり、成功できる人です。
ただ私はあえて後者推しです。非効率な人間こそ組織に必要であると考えるのです。
失敗しろというわけではありません。
まず大前提、全ての顧客はお客様です。自分や会社にメリットが大きい、小さいあったとしても、お客様であることに変わりはありません。それを取捨選択している時点で、ビジネスは破綻しています。もちろんデメリットが生じるようなお客様を無理に抱え込む必要はないですが、小さな利益を捨てるビジネスはいつか世の中から捨てられます。
更に効率化を追い求めれば、行き着く先は自動化です。AIの技術進歩が目覚ましい昨今、現在のほとんどの仕事はプログラムで処理できます。つまり、効率化を追い求めることが仕事の成功であるなら、自分たちの存在意義は薄れる一方です。
この世の中では、多くの人が成功しません。多くの人が成功者に雇われ、それで終わります。
その中で大成功したいというなら、自己啓発本のように取捨選択して仕事の効率化を最大化し、成果をつかんでください。しかしそれにはリスクがあります。もし、その取捨選択を誤ったとき、多くのものを失うときにもそのリスクを背負った責任を全うしてください。
私は大成功は必要ありません。家族が養えるだけの平凡を求めます。それらの幸せを謳歌したいというのであれば、私は後者を選ぶべきだと思うのです。
人に求められ、人に感謝されて仕事をする。それもひとつの結果だと考えるのです。
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皆さんは仕事に何を求めますか?
煌めく栄光を求めるなら、この文章を読む暇も価値もないので、申し訳ありませんでした。
そこにある確実な幸せを求めるのであれば、どうぞ非効率な仕事を続けてください。非効率でも信念のある仕事をしていれば、必ずそれを見てくれる人がいます。多くの人が働く環境ならなおさら、非効率でも、生真面目でも、コツコツ働く人は必要とされるのです。
いつもお仕事お疲れ様です。
ぽちゆき
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